平和が遠のいた。イラク情勢

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何とか終結に向けて進むのかなと思ったイラク戦争はまた新たな火種を抱えたようだ。最近の情勢を簡単に書けば、アメリカのてこ入れで何とか国内多数派シーア派を中心に樹立したイラク(暫定)政府は治安回復を急いでいる。依然としてシーア派過激派、スンニ派過激派との抗争は続いているが、穏健派スンニ派の一部はイラク政府治安部隊に参加し、昔の仲間である同じスンニ派過激派と戦闘状態が継続中。しかし、海外のイラク避難民も帰国したりで、少しは町に活気も見えている。問題は北部に位置するクルド族だ。彼らはイラク北部にクルド自治政府を名乗り、イラク中央政府とは別な国家体制を作ろうとしている。地図で分かるように(薄いピンク色の部分)、彼らの民族分布はイラク北部から隣のイラン、トルコ東部にもまたがっており、トルコ政府はクルド自治政府の樹立に神経質になっており、新たな戦争の火種にもなっている。クルド自治政府は自治領土内の石油採掘権を海外に売って再建資金の確保を計画しているのだが、24日になってこんなニュースが出てきた。イラク政府はイラク中央政府に無断で契約したクルド自治区の石油採掘権の契約を全て無効にするというもの。クルド族の勝手にはさせないということだろう。これは大問題で、イランを支援国に持つクルド族は大反発するだろう。そのイランはロシア、中国とつながっている。一瞬、終結に向かっていると思ったが、どうやら別な局面を向かえそうだ。アメリカ軍の戦死者は公式には通算で4000人を超している。実際にはその数倍が戦死しているといえるだろう。なぜなら2005年だけで復員後のアメリカ兵の自殺は6256人で、その数は毎年増加しているからだ。行き場を失った過激派は南部バスラ(首都バグダッドから南へ600キロ)で毎月数十人の女性を殺害している。単にスカーフ(ヒジャブ)をしていないだけで。。2007年11月24日、イラク戦争はイラク中央政府と北部クルド族、さらに南部残留スンニ、シーア派過激派との新たな戦争に突入した。このままではイラクは北部クルド族自治区、中部シーア派イラク中央政府、南部スンニ、シーア派過激派地区(イランの傀儡)の3つに分断する可能性が高い。

3 Comments

  1. Miyoko
    Posted 2007年11月26日 at 6:10 PM | Permalink | 返信

    クルド族は何年も前からトルコ政府に自冶権を要求していたのでは
    ありませんか。このようにイラクの中でも過激派が溢れると
    やはり平和はしだいと遠のいていくのは目に見えて
    分かりますね。
    この国も旧約聖書に属した国なので世の終りが来るまでは
    平和は来ないでしょう。

  2. のび子
    Posted 2007年11月26日 at 9:55 PM | Permalink | 返信

    まだ続いてたのですか????
     
    人事なのでそんな感じです。
     
     
    すみません

  3. kako
    Posted 2007年11月27日 at 1:28 PM | Permalink | 返信

     
      イラク戦争、終結かと思ってたけど
        悪化の一途をたどってるんですね。

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