イラク北部クルド人自治区と国際紛争(1)修正

y1p5rpEfHAM4a40gV7gTqZ8HUGa62xilQWjj6lz4E2a1Z3s-MeJSiEhkn949FVV24KEe42KBCI8DVk 今年はイラク北部のクルド族自治区がニュースになるだろうと、自分のためのまとめ。

国を持たない最大の民族と言われ、世界中に分散している人口合計はは3000万~4000万人。独自の言語を持って、歴史的には紀元前6世紀から8世紀にまでさかのぼる。右の地図でも大きく4カ国にまたがって分布し(黄色い部分)、イラク北部の黄色い部分、南クルディスタンといわれるクルド人自治区だけで400万人ほどの人口。すでに100年以上独立と自治区の紛争を続け、今は同じ民族が1200万人住むトルコと国境紛争でもめている。今年に入ってトルコは歴然とイラク、トルコ国境付近のクルド労働者党PKKの拠点を爆撃している。日本は自治政府として認めていないが、イラク北部には党幹部300人ほどが居住しているといわれる。現在は自治区内の石油を外国資本に売って(モスールがその主要都市,韓国がすでに採掘権獲得)外貨を稼ぎ、生活レベルは現在イスラム過激派と紛争中のイラク内陸よりは格段に向上している。トルコとは犬猿の仲と言っても、トルコはこの自治区へ食料輸出、電力供給をしてきた。自国内に多数のクルド人とその政党を持つトルコとしては、越境爆撃は決して排他的差別ではなく、勢力をのばしたクルド人過激派PKKと政策面で合わないと見るのが賢明だろう。今もトルコではPKKによる爆弾テロ、国境での狙撃が頻発。シリアとは仲が良かったが、シリアはイスラエルとの紛争が継続中でクルドをかばえばトルコに攻め込まれる恐れがあり表面上クルドとは距離を置いている。クルドは石油輸出にはシリアを通過するので紛争は避けたい相手だ。イランは自国内でクルドの独立問題を抱えており、国内資源である石油を守るため、積極的に攻撃はしていないが警戒しており、今年に入り、クルド過激派PKKへの対応をトルコと協議している。トルコと組んでイラク内自治区は認めた上で、PKK組織をを壊滅させたいのが本音だろう。イラクは、アメリカの意向に沿って自治区は認めたものの、あくまでもイラク政府の管理下にあるという解釈で、クルドの独自の経済活動に神経質になっている。アメリカはイラクの内戦で手がいっぱいの状態で、空爆開始のトルコにも自粛を求めているが、自治区から過激派PKKを一掃したいと思っているので、PKKせん滅ではトルコに手を貸す可能性がある。しかし、これだけ広大なクルド人居住地域に4つの国がまたがっていては紛争が起きて当り前だろう。今は領土問題だが、これにアルカイーダなどイスラム過激派か絡むと収拾がつかなくなるだろう。実際アメリカはこの地域がアルカイーダの拠点見ており2008年1月現在、モスールへの全面攻撃を計画していると情報がある。クルド自治区内にはモスールキルクールイラクの2大油田があり、今はシリアを横断して地中海におくっている。この利益は今はイラクで宗派ごとに分配せれているが、将来クルド過激派PKKが独り占めする可能性が無きにしも非ず。イラクとすれば、実に厄介なところに資源があるという事実から、クルドとは紛争を避けたいのが本音だろう。文字通り四面楚歌のクルド過激派PKKは自らをクルドの獅子(Kurdish lions)と名乗る過激派を編成し山岳部に配置している。彼らの敵はイラク、トルコ、イラン、シリアであり、その攻撃方法はアルカイーダと酷似し、自爆テロ、待ち伏せ、暗殺などである。 クルド人についての他の記述は 当ブログ カテゴリ 中東 にて閲覧できます

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