中国当局はラサの秩序が回復したことをアピールする目的で当局が選んだ海外メディア17社に限り、当局官員付きという条件で、3月27日に現地取材を許可した。しかし、記者団は、ラサの寺院で取材を行った際、チベットに自由はないと涙ながらに叫ぶラマ僧らに遭遇した。記者団にすれば」まったくのハプニングだった。中国側が困った表情をする中で、抗議は約15分間続いた。僧侶らは、「(中国当局の情報を)信じてはいけない。(中国当局は)皆さんをだましている。うそをついている」と指摘し、今回の事件はダライ・ラマとは関係ないと主張し,商店の焼き討ちも破壊もしていないと訴えた。彼らの命がけの抗議だった。チベット(6)で書いたように、中国側の演出による暴動なのはばれている。中国の最大級の国家事業オリンピック前に、反政府的な勢力を全滅させようとの思惑だろう。
彼らが泣きながら訴えているにはわけがある。中国の規制を無視して訴えることは確実に生命の危険があり、この後彼ら約30名は警官にどこへともなく連行された。拷問や処刑される運命を彼らは知っている。少なくてもかなりの長期間社会には戻ることは出来ない。運良く出れても精神に異常をきたしていることも多い。多くの場合、適当な病名をつけられて病死で放り出される。ここに写っているのは、死を覚悟したラマ僧たちの姿だ。
オーストラリア、欧州連合、スイス、米国がチベットの人権侵害を国連人権委員会で取り上げたが、中国はアルジェリア、キューバ、パキスタン、スリランカ、ジンバブエを取り込んで、議論を阻止した。中国側に付いたのはすべて中国から経済支援を受けたり恩恵を受けている国だ。中国の経済とは政治そのものだ。ここまで来ても、日本は中国と経済交流はするが、政治には不干渉だと言い続けるのか?経済交流していることが中国のあらゆる政策を容認していることになる。
4 Comments
おはよう:
チベットのことが、やはり大事件になっていますね。
皆、苦しそうな顔をしています。
なんとなく、つらさを伝わってきています。
中国は。。。ひどいことをしていますね。
人間の命を、大事にしていません。
それでは
あさのせん
このチベット僧たちの涙ながらの訴え、私もきのうTVで見ました・・・。
中国当局によって連行される少年僧たちが泣いてるのも見ました・・・。
彼らは、世界中のマスコミのカメラに向かって、もっともっと色々な真実を訴えたかったにちがいありません。
この写真の身近い精一杯の涙の訴えをした人々も、また中国当局によって拘束されてしまったのですね。。。
どんな酷い仕打ちが待っているんだろうと私達でも心配になりますが、彼らはそんな酷い仕打ちが自分の身に
ふりかかるのを承知で訴えたんだと思うと、涙が出てきます・・・(TT)
世界中が大騒ぎしているのに、中国人民は何も知らず、子供からお年寄りまで、
オリンピックの成功を願って盛り上がっています。きっとよほどのことがなければ、オリンピックは成功した!と
中国マスコミは報じて、国民を洗脳するに違いありません。中国人民たちが事態の深刻さを認識するためには、
開会式のボイコットなんてまだまだ生やさしいぐらいだと思います。
北朝鮮は、国際社会から悪の枢軸国として認定されていますが、同じ称号を中国共産党政府に与えるべきではないでしょうか。
と言っても、大国中国のことだから、うかつに刺激すると何をするか分からないので、なかなか手が出せないのでしょうか。
中国の国連委員会での横暴な態度も目にあまりますね。
日本が国連常任理事国入りできないのも、中国が金の力などで組織的に国際社会に裏から手を回しているせいだと聞きます。
正直、常任理事国から中国を外して、日本を入れたほうが世界にとっても良いのではないでしょうか。
お早うございます
お坊さんか゛本当だろうが 何とか いいほうほう ない物で使用か
こんにちは
このニュースは、非常に心が痛みます。
涙の抗議をされたこの僧侶達に待っているものは拷問と死です。
この悲惨なニュースも当然ながら中国国民には知らされない、、、、、?
中国によって侵略、属国化されたチベットの悲劇、その歴史をどれだけの中国国民が知っているのでしょうか?
国が国を植民地化する、、、、この非道が許されてはなりません。