中国の資源開発と軍隊派遣 歯止めの利かなくなった中国

539w 内戦の続くアフリカのスーダンで、油田で働く中国石油天然気(ペトロチャイナ)の中国人技術者9人が誘拐され、最終的に5人が処刑された事が10月31日確認された。2名が負傷し、2名は逃げて戻った。事件が起きたのは10月19日午後3時ごろ(現地時間)で、中国の新聞報道は10月28日になってからで、犯人グループは反政府組織「正義と平等運動」(JEM)のメンバーとみられる。

この反政府組織(スーダンの反政府組織「正義と平和運動Justice and Equality MovementJEM)」)からはすでに2007年から中国は警告を受けていた。去年11月、PKOの先発隊として到着した中国人民解放軍の部隊を、JEMは政府軍の「同盟軍」と見なし、攻撃を免れることはできないと警告した。去年、中国が真っ先にスーダンにPKO軍を派遣した理由には、1つには中国がスーダン産石油の最大の輸入国であるということ。もう1つには中国軍がこのように国連の名の下に軍を派遣することによって世界に対して中国の存在感を高めたいということがある。 中国軍は世界展開に軍隊派遣をするアメリカに対して常に危機感とそれに対抗できるだけの大国になろうと積極的に軍備の再編成を行っている。最近の軍備の近代化、空母、潜水艦の建造などがそれを証明している。

今回の犠牲者は、こういう中国のアフリカでの軍事行動が引き起こしたと見ていいだろう。日本もPKO派遣を潔くぶち上げるが、犠牲者覚悟の上でなければ派遣できないほど世界は緊張状態にある。中国は、今はおとなしく国連の下で軍事行動をしているが、将来、国連軍や連合国軍と中国が海外でぶつかる可能性がまったくないとはいえない。それほどに中国の資源獲得は切羽詰ったものがあり、そして広範囲である。近年中国人労働者やビジネスマンの誘拐や殺害は南アフリカ(ここ3年間で40人以上殺害)、アルジェリア、ナイジェリア、アフガニスタン(11人殺害)、イラクでも起きている。写真は10月28日スーダンのハルツーム飛行場に運ばれた犠牲になった最初の3名の中国人の遺体を運ぶ様子。

なりふりかまわない資源獲得だけではなく、大量にやすい中国製品を無計画に送り込むためナミビア・ジンバブエ・南アフリカ共和国・アンゴラなどでは地場のメーカーが倒産し、失業者が激増する結果になり、反中国意識の高まりがある。さらに、奥地まで入り込んだ中国人労働者の象牙の密輸などで、大量の像が殺される被害も出ている。アフリカは正に食い物にされている。

 2006年2月、英国のストロー外相(当時)がナイジェリアを訪れた際、「中国が今日アフリカで行っていることの大半は、英国が150年前に行ってきたことだ」と中国が植民地化を進めていると批判した。これに対し、中国側はメディアなどが「(英国と違い)奴隷の売買をしていない」と猛反撃した事がある。確かに奴隷の売買はしていないだろうが、密かに武器の売買をしているという事実(過去のブログ1、過去のブログ2)は否定できないだろう。国連の常任理事国の肩書きがが泣いてるぞ!中国よ

One Comment

  1. のび子
    Posted 2008年11月18日 at 2:10 PM | Permalink | 返信

    中国の人って・・・・・どこへでも行くのなぁ・・・・

コメントを投稿

Required fields are marked *

*
*

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。