タリバン 毒ガス兵器使用か?

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  タリバンが支配地で女子に対する教育を禁止し、多くの女子学校を焼き討ちしている事は知られている。今年に入って、アフガニスタンでは通学中の女生徒に薬品(酸)がかけられ多くがひどいやけどを負った。

相変わらず日本での情報が少ないアフガン、パキスタン情勢だが、飛び込んできたのはタリバン毒ガス使用の情報だ。昨日火曜日朝、アフガニスタン北東部というから、戦争中のパキスタン北西部とは隣り合わせの場所だ。女子学校(Qazaaq primary school in Kapisa province 地図上赤 カピサ州 カザーク小学校、通常5歳から11歳が通学)の生徒が急に嫌なニオイに気づき、めまいや頭痛を感じ、意識不明で倒れるものが続出した。ある学校では、病院へ送られた98名には女性徒、校長11名の教師、、清掃員2名が含まれている。似たようなことはこの3週間で3度目で、故意なのか、事故なのかははっきりしないが、地元のマスコミはタリバンによる毒ガス攻撃だと、ほぼ断定している。偶然女学校ばかりで事故ということはありえないだろう。情報ではこれ以前に近くの Parwan province 地図上黄色パルワン州で毒ガス事件が発生している。

article-1180573-04E859F5000005DC-777_468x313 article-1180573-04E8536C000005DC-314_468x316 だとすると、過去にタリバンが化学兵器を使用した記憶は無いので、これが始めての化学兵器使用になる。警察は事件を調査中だが、内容からすると致死性の毒ガスではなく、恐らく何か有毒な化合物が撒かれたのだと思うが、それにしても悪質な攻撃だ。

昨日はアフガニスタンの地図の水色の Khost province コースト州の州都コーストで自治政府建物への自爆ベストを着用したタリバン10名ほどの立てこもり事件があり、自治政府軍、アメリカ軍と激しい銃撃戦を展開した。人質は逃げ延び、テロリストは全員自爆した模様。タリバンの声明では、最近のアメリカの兵員増強(オバマ政権による21000人)への抗議攻撃だと言う。この地域はアフガニスタンの首都がある カブール州 kabul province 図中黄色からそれほど遠くない。写真右は病院へ収容された女子小学生。

一方、パキスタン北西部でタリバンとの戦闘を続けるパキスタン軍は昨日、SWAT渓谷地区にあるタリバン4000人程の山岳地の拠点Gatt Puchar(位置不明)又は Peochar valley と呼ばれる地域を(ここはパキスタンの首都イスラマバードから北西に130kmの地域との情報もある)制圧したと発表。地上軍では難しいため、空爆後ヘリコプターからのパラシュート降下による攻撃だった。パキスタン軍の攻撃は昨日12日で15日目に入った。戦闘が長引けば国内からの反発が予想され、国内にはタリバン攻撃への反対意見もあるSWAT地区からの珍しい動画だが、ここでもタリバンの学校などの破壊が行われている。パキスタン軍によるSWAT地区制圧の関連ブログ

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2 Comments

  1. kako
    Posted 2009年5月13日 at 2:05 PM | Permalink | 返信する

     毒ガス使用により、多くの肢体不自由児が生まれた、というのに、また同じ過ちを犯すタリバン                                                       世界を敵に回すだけ!

  2. ヨリババ
    Posted 2009年5月14日 at 1:09 AM | Permalink | 返信する

    1925年に作成されたジュネーヴ議定書で、窒息性ガス、毒性ガスまたはこれらに類するガスおよび細菌学的手段の戦争における使用が禁止されているというのに…自分が正しいと思い込むと、歯止めは効かないし、無知ということもあります。日本も過去に戦場で使用しています…争いは人から人の心を奪い去ります。

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