動き出したロシア

plc0905112346017-n2 ロシアのプーチン大統領が5月11日来日した。公表されている会談内容は、昨年秋からの世界的な金融危機をロシア経済も受けていることから、極東・シベリア地域のエネルギー開発などで日本の協力を得たい考えだ。麻生首相も1月の施政方針演説で表明した「アジア太平洋地域での重要なパートナーとしての関係」を構築するためとなっており、ほかに取ってつけたような北方領土問題など、、。どれもこの程度なら緊急に大統領が出てくる問題とも思えない。外相レベルでいいはずだ、と思っていた。

アルジャジーラの5月13日の記事にロシアのエネルギー政策の方向性が公表されていた。このロシア首相もサインにしている文書には相当な意味がある。難解で、含みも多いので自分なりに解釈してみると、、。

2009513141031494580_5 この中で、ロシアは将来の自国のエネルギーの安全確保のためには軍事的な対立もいとわないと明言している。今後10年間において、諸問題の解決には軍事力の行使も含んでいるという、じつに不気味な内容なのだ。これは、ロシアから独立した資源保有国との紛争解決を早めていく事だと読んでいいだろう。その際には武力行使もありえると、、、、。ロシアが気にするのはNATO、アメリカが後押しするロシア周辺での軍備拡張だ。具体的にはロシアに向いているミサイルの撤去だが、この、世界へ向けての警告とも取れる文書の中では、同時に外交手段によって問題解決をはかる努力も盛り込まれているので少しほっとする。これを証明するかのように、NATO・北大西洋条約機構の28の加盟国とロシアのNATO駐在大使が4月29日ブリュッセルにあるNATO本部で会合を開き、去年8月のグルジア紛争以来、ロシアとNATOによる初めての対話を行っている。

憶測で言えば、対NATO、アメリカに対しては外交努力を惜しまないまでも、ロシア周辺の独立国などとは武力で対応してでも自国のエネルギー確保と安全供給に向け行動するという事ではないか。日本には、その辺の事情を理解し、何か起きても騒ぐなという事だろう。騒がなければいいことも有るかもしれない。それが北方領土問題への譲歩かもしれない。あくまでも想像だが、、。プーチン氏が来日した際に、麻生首相や領土問題に熱心な森本元首相と森派の小泉元首相に会っている。恐らく、日本の次期首相は小泉氏と踏んで、こんな置き土産を伝えた可能性もある。想像だが、、、。もし急に麻生氏や小泉氏が極東開発や北方問題に言及しだしたら、こういう話がプーチン氏とあったと思ってもいいだろう。

いずれにしても、しばらく水面下で構想を練っていたロシアが動き始めたという事では間違いない。

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2 Comments

  1. kako
    Posted 2009年5月19日 at 2:26 PM | Permalink | 返信する

    ロシアは まさにプーチン支配体制   このかた、底知れぬ怖さを持ってる。

  2. ヨリババ
    Posted 2009年5月20日 at 1:16 AM | Permalink | 返信する

     そう怖~い人だと思います。あのラスプーチンの事もあり名乗るのをはばかって、プーチンと名乗る人々がいるそうです。まさか、プーチンさん直系じゃないでしょうね。もとから「条約は破る為にある」と 日本の敗戦が濃厚になったとたん「日ソ不可侵条約」を一方的に破棄して、攻め込んだ国、終戦のドサクサにまぎれて4島を占領した国!フンドシをしめてかからないと、二の舞の泣く目にあいます。泣くのはモチロン国民です!

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