こんなに緊迫してきた北東アジア

f22[1] 北朝鮮の一連の挑発的な行動に対し、世界や周辺国は行動を起しだした。すでに先月末、シンガポールで日本、韓国、アメリカの国防大臣が集まり北朝鮮対策の会議を行っている。ここでアメリカの担当者は「北のゲームにはうんざりだ」と談話を残している。日本国内では先月29日には自衛隊の予備役に待機命令「予備役待機要請書」が出ているとの情報がある。これは自衛隊が臨戦体制に入ったと解釈していいだろう。日本国内の米国艦隊の動きも活発化している。先月28日には空母ジョージ・ワシントンが東シナ海に入り、日本にいる米国駆逐艦は空母護衛のためにすでに出航したと情報がある。向う先は黄海、日本海で、当然日本の海上自衛隊も連絡を取り合っているだろう。同時に沖縄の米軍嘉手納基地には、F22Aステルス最新鋭戦闘機が続々と今日3日もアメリカから飛来し配備されつつある。これは現在世界で最も高価な米軍の最高機密兵器だ。写真左

ロシアのモスクワの北朝鮮大使館前で1日、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射に抗議するデモが行われた。デモに参加したのは、右派系野党のメンバーが中心で、「金正日よ、ミサイルより先に国民への食事だろう」などと書かれた横断幕を手に核保有の断念を訴えた。ロシアは、伝統的な友好国としてこれまで北朝鮮に比較的寛容でしたが、今回ばかりは「制裁の強化」を含む国連安保理決議を支持する姿勢を見せ、通常ロシアでは友好国の大使館の前で行われる抗議デモは排除されますが、今回は見過ごされており、これはロシア政府の考えと一致していると見ることができる。

中国は、今回の北の軍事行動が事前の相談も無く行われた事で不快感を表し、北東アジアの安定のために、北の核兵器保有には反対している。自ら核兵器を保有する中国の言い分は説得力に欠けるが、中国にとっても脅威になるため神経質にならざるを得ないだろう。中国共産党機関紙・人民日報系列の国際問題紙「環球時報」は31日、北朝鮮核問題に絡み、「万が一、朝鮮内部の危機や朝鮮半島で小規模衝突が発生した場合、中国がどう動くのかを示した対応策を真剣に準備すべきだ」とする専門家の見解を掲載した。 中国紙が、友好国・北朝鮮の有事への対応を取り上げるのは異例。北朝鮮が核実験など挑発行為を連発する中、半島情勢に対する懸念の強さがうかがえ、北の無謀と中国中枢の無策に激怒したといわれる胡主席は3日午前、オバマ米大統領と電話会談し、北朝鮮の核問題を解決するため、ともに努力していくことで一致した と新華社が伝えている。 

20090603092958-1 隣国韓国は最大の危機を迎えており、今までの融和政策が否定され、国内は右傾化の方向.。聯合ニュースは2日、朝鮮半島有事の際に北朝鮮の核施設や洞窟内の長射程砲など地下軍事施設を破壊できるよう、レーザー誘導の特殊貫通弾(バンカーバスター)数十発が来年から韓国軍に導入されることになったと報じており、同時に米国は、高い高度を飛行する無人偵察機グローバルホークの韓国売却も承認したという。本来、特殊貫通弾は米国外への輸出が厳しく制限されているが、現状を有事と判断した特殊事情によるアメリカの配慮であり、アメリカはしっかり商売を始めた。通常の空爆用大型特殊爆弾が1発300~400万円。バンカーバスター地下壕用などは1発1700~2000万円と数年前のデータにある。

070704hakai5 拾える情報をかき集めただけでこんなに緊迫している。北のねらい目は何だろう。普通に考えれば、足並みのそろわない6カ国協議では十分な支援が得られず、一か八かの脅しに出たと見るのが普通。それでぎりぎりのところで和平に応じて要求を飲ませようという魂胆ではないか?しかし、アメリカなどは、この機に一挙に北を叩き、民主化に持って行きたいのではないか?アメリカの言う「北のゲームにはうんざりだ」という発言がそれを表している。なぜこの時期かという疑問には、国連調査で北の食糧事情が今までで最悪の状況を迎えているというのが答えのひとつになるだろう。状況は、イラク戦争のときのフセイン政権とよく似た状態になってきた。あのときも、アメリカの口実はフセイン政権の核兵器保有疑惑だった。あのときを思い出せば、また日本は米国の後方支援に駆り出されるだろう。長引けば韓国経済が疲弊する。今までに無い短期決戦で臨むだろうというのが個人的な見方。 それは北朝鮮も同じで、短期に110万人(韓国軍は67万人)という地上軍と核兵器を武器に韓国に攻め入れば勝つ見込みはかなりある。韓国がフリなのは人口の密集する首都ソウルが余りにも国境に近い事で、ここに北の10万人と言われる特部隊(ゲリラ部隊)に進入されれば大混乱になり近代兵器も使えない。去年までは北の南侵は無謀といわれていたが、核兵器を持った今はこの予想は崩れた。韓国にすれば、前の朝鮮戦争の悪夢を思い出しているに違いない。 写真左は、朝鮮戦争当時廃墟になったソウル市。

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3 Comments

  1. kako
    Posted 2009年6月3日 at 2:56 PM | Permalink | 返信する

     まさに北のゲームには うんざりです!   核をちらせかし、要求をつきつける北のやり方をいつまでも 許すことなどできないでしょう。   マスコミは 北の跡継ぎ決定?が話題になってますが それどころじゃないでしょうに。

  2. のび子
    Posted 2009年6月3日 at 2:59 PM | Permalink | 返信する

    北朝鮮なんてなくなったらええなぁ。。。。ほやけど。。。。たいへんやなぁ。。。

  3. ヨリババ
    Posted 2009年6月4日 at 12:05 AM | Permalink | 返信する

     アメリカも賢く・ずるく進化してきてるので、日本は後方支援で済まないのでは、と危惧しています。中国・ロシアは、朝鮮半島が民主化されることはイヤでしょうから、もし、統一されたら、今度はアメリカの思い通りにさせるはずはなく、中国・ロシアで分捕り合戦が始まるのではないかと、思ってしまっています。北は、早く後継者に譲り、世界と仲良く、正しい貿易で外貨を稼いで国民を潤して、平和な方法で国力を示して欲しいと思います。潰すのは簡単でしょうけど、この上苦しい思いを重ねるであろう北の民を思うと、そう思わずにはいられません。

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