さりげなく流れた6月17日NHK総合「ニュース9」のぶったまげた内容

2005116_071 17日の夜21時、流れているNHKの「ニュース9」を見て驚いた。インターネットで調べれば、やはり何人かがその内容の特異せいについて言及している。それほど大きな問題を含んでいる。タイトルは「防衛産業工場・異例の公開」というものだった。

内容は、国防予算の削減、減少で国内の軍事産業が低迷し、これを打開するには「武器輸出三原則」を見直して、日本製武器を輸出したらどうかという、とんでもない含みを持っていた。「武器輸出三原則」は平和憲法下で作られ、三木内閣の際に、将来にわたり日本は全面的に武器輸出はしないと裏打ちされた憲法9条とも対をなす法律で、これがあるから日本は堂々と世界に向けて核兵器を含む軍縮を言う事ができる。

ニュースの中では、三菱重工の戦闘機の製造工場の映像が流れた。当然国防省の了解のもと、つまり政府がOKしたのだろうが、これも異例の事で初めてのことと思われる。その中では「年間12機のF-2支援戦闘機を製造する能力があるが、今は5機しか作っていない」と、まるでその辺のナベ、カマをつくる中小企業のつもりか、わざとがらんとした工場を見せていた。さらに、もっともらしく「輸出が禁じられているので他国との技術提携が出来ず、世界の技術に遅れを取っている」という。法律の「武器の無い世界を」という理想理念など馬鹿げているとでも思っているのだろう。量産できないから世界的に見てもべらぼうに高額な日本製兵器。ならば買えば良いだけの話で、自家用車を作るのとは根本的に違うだろう。

img_0750 仕組んだのが官僚なのははっきりしている。いつの間にか手際よく、政府は「武器輸出三原則の検討部会」なるものまで作っている。荒っぽい言い方をすれば、本来、需要低迷で消滅してもいいくらいの軍事産業に、法律を拡大解釈してでも国防費を増大させ、どんどん輸出もして稼ぎたいという事だ。世論はそう願っているのか?そんな声は聞いた事も無い。全ては、軍事産業に天下っている連中のたくらみで、北朝鮮の不安定な今がいい時期だと判断したのだろう。自民党与党というのはどこまでも官僚にしか顔を向けていないようだ。

軍備拡張などは、いったん始まればシーソーゲームで終わりが無い。どこかで「この位でいい」と打ち止めが必要だ。それに対しては、「それでは国民を守れない。攻撃されれば国民が死ぬ」という言い方だが、よく考えてほしい。日本の平和憲法はそんなことを超越した、日本が戦後に世界に提示した平和憲法だ。緊張が高まればこそ必要になってくるし、重みがある。

国民の犠牲を言うなら、こういう答え方がある。有事の際には自衛隊が勇ましく立ち向かい、犠牲を自ら受けてもらうしかないのだ。世界の軍隊を見れば分かる。まずは紛争の最前線に軍隊が守りにつき、そこで被害が出れば、その被害の大きさにあわせて国民に戦争参加を訴え攻撃に出る。アメリカを見ればよく分かる。それに甘んじる組織が軍隊だ。幸いにも、平和憲法下で、これといった出動も、犠牲も出さないでこれた自衛隊は、今までの流れを尊重こそすれ、不満を持つ必要は無い。「もっといい兵器ください」といわれても、そんな軍事オタクの不満解消に税金を投入するほど日本は豊かではない。以前にも書いたが、軍人が表に出てくる国などろくなものでは無い。国民には国にしてもらいたい事、国民として受けてしかるべき要望が山ほどある。確かに国防費は減少した。それも国民の要望だった事を忘れてもらっては困る。問題は、その減った分がどこへ言ったかだ。コンクリートや公務員の退職金になっているのなら意味が無い。もしかすると、攻撃されたらどうすると子供のように騒ぐ軍人より、国民のほうが余程度胸が座っているのかもしれない。 参考ブログ:政治家なら戦わずして勝つことを考えろ

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2 Comments

  1. ヨリババ
    Posted 2009年6月18日 at 6:16 AM | Permalink | 返信する

    今回の北の空騒ぎを利用して、軍拡路線を国民に納得させようとしていると思います。以前なら、デモで阻止したであろう迎撃ミサイルの実戦配備や、一般道路輸送も抵抗なし。ならされて、当たり前になっちゃいそう。野党はなにをしてる!

  2. のび子
    Posted 2009年6月18日 at 3:21 PM | Permalink | 返信する

    戦車作って売ったらあかんの。。。。。残念や。。。。日本やったらすごいもんが作れそうやのになぁ

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