中国大陸気候失調

今年の中国の気象は、見ているほうも混乱するくらい異常尽くめだ。

今年初めから中国では60年来最大の干ばつが拡大し続け、すでに15省市に波及していた。北方の干ばつは特に深刻であり、河北、山西、安徽、江蘇、河南、山東、陝西、甘粛の8省の冬小麦生産区が受けた被害面積は全国の96%を占めるほどで,、北部の北京の今年の夏は、気温35度以上の「高温日」がすでに14日を超え、これからも続くとみられる。連日の高温は、40年来の記録を更新することが予想されている。概略で言えば、中国の今年上旬は南は洪水、北は干ばつ、さらには砂嵐が発生。 

干ばつと砂嵐を拾うと、3月末、雲南、内モンゴル東南部などの地方では中度の干ばつが発生。1月1日から4月29日まで、中国大陸北方地区は7度の黄砂に見舞われ、中でも4月以降は3度中、2度が砂嵐であった。4月23日から25日には今年6度目で最も強い砂嵐が発生している。4月、北西地区東北部および山西省中南部、内モンゴル東北部などの地域では月内の降水が10ミリ以下と例年に比べ3割から8割と非常に少ないうえ、気温の高い日が続き土壌の水分蒸発を加速したため干ばつが急速に発展した。

7月の中国南部 湖南省は更に異常で、。(日付は記事の掲載日)

7月9日】中国南部地区では6月末から、今年最大の豪雨による水害に遭っている。7月5日午後4時までの統計では、被災者数は3937万人に達した。 今回の豪雨による水害は下記の12の地域で発生している。江蘇、浙江、安徽、江西、湖北、湖南、広西、重慶、四川、貴州、雲南、福建である。

7月25日湖南省連日35度以上の猛暑で、県内の約27万ヘクタールの農作物が干ばつに遭い、52万人の農村住民の飲用水供給が困難となっている。農村部で52万人の住民の飲用水と40万頭の家畜用水の供給が難しくなった。

7月29日】中国紙「長沙晩報」によると、7月23日より降り始めた、一部で3時間に100ミリに及ぶ豪雨によって、湖南省で175万人が被害を受け、経済損失は約87億円に上る。この豪雨で12人が死亡、5人が行方不明、8万5千人が緊急避難したという。湖南(Hunan)省懐化(Huaihua)市では60年ぶりの大雨だった。このあと更に台風8号が記録的な大雨を降らせたのはすでにブログに書いたとおり。

結果的に、干ばつで水分が減少し、軟らかくなった土壌に突然台風8号の集中豪雨が降りかかり、それによって土石流などの災害が引き起こされ水害での被害が甚大になった。大地震のあった四川省も大雨の被害を受け土砂崩れ灘が発生している。恐らく今回、この南部地域では歴史的な被害が発生しているだろう。中国ではこの気象異常を「中国大陸気候失調」と表現している。写真は湖南省永州市6月の水害の写真:ある意味南部の中国人ってたくましいな、、、。

Ci090813151716 Ci090813151634 Ci090813151450

広告

One Comment

  1. よりばば
    Posted 2009年8月14日 at 11:42 PM | Permalink | 返信する

    満面の笑みで、大洪水の中、ボートを漕ぐカップル。どんな状態」でも、お金に変える中国人、ひょっとしたら、ボート運送業で、荒稼ぎ中!?

コメントを投稿

Required fields are marked *

*
*

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。