これは英国の問題でもある タミル人問題

今英国のテレビ局チャンネル4で話題になっているニュースがこれで、スリランカ北東部で、5月に壊滅したタミル人勢力LTTEがまだ政府軍と押しつ押されつの戦闘を繰り返していた今年1月のスリランカ軍による処刑映像だという。服を脱がせているのは自爆テロを警戒してだろう。(今年の春頃のタミールタイガーLTTEと政府軍の戦闘の動画はここ

映像では裸にされ無抵抗になっているタミル人捕虜らしき人物が乱暴を受けたあと、その場でAK47機関銃(恐らく中国製)で銃殺されている。英国はこの映像でスリランカ政府の残虐性を訴えているのだが、スリランカ政府はすぐに反論し、これは戦闘行為の中のことで、政府軍には残虐行為は禁止していると声明を出した。

しかし、映像を見る限り戦闘行為というには無理があるし、過去の経緯からスリランカ政府軍、情報部が如何に残酷な拷問や処刑をタミル人に行ってきたかは隠しようもない事実だ。

英国がタミル人問題に言及するのは、歴史的に英国はこの問題にかかわりが深く、スリランカからの植民地統治の撤退のまずさから、未だにこのような問題を残した責任がある。スリランカがまだ英国の植民地時代、インドから低賃金の労働力として導入されたタミル人に英国は満足な教育さえも与えなかった。スリランカ独立後、タミル人は教育が無く、貧しいがゆえに差別され、多くが英国に保護を求めて亡命し、いまでも十万人以上が帰る国も無く英国で暮らしている。どこか、朝鮮戦争から逃げて日本に来た在日といわれる人達の境遇に似ている。

これを英国の問題と言えばそれまでだが、このような問題を抱える英国やオランダなどの国々が、過去の日本の植民地政策に対して、時として思い出したかのように中傷するのはいかがなものか。今月、韓国政府は日本からはすでに戦後賠償を受け取っていて、それを自国民に還付しなかった非を認めた。賠償すれば良い訳ではないが、日本はそれなりの事はしてきている。植民地時代の韓国には日本が義務教育を広めた。それさえしなかった国が世界の常識人然とした発言をするのには違和感を覚える。英国は、今月はアフガンで20人死んだと騒いでいる。今までに英国の圧制で死んだ人間はどれほどになるか。恐らく数十万人とか数百万人ではないか?日本もそうだが、英国ももっと世界の平和のために汗を流すべきだ。自分の中での英国人のイメージはずる賢いというイメージである。国連は、過去25年間にスリランカで犠牲になったタミル人を10万人以上と算定している。 過去ブログ 英国のタミル人 過去ブログ スリランカ民族紛争 過去ブログ;タミル人武装組織の再結成? 

2010年1月7日:スリランカ政府はこのブログの処刑の映像がでっち上げと主張していたが、国連は本物の映像と断定し、戦争犯罪の調査を発動した。

3 Comments

  1. よりばば
    Posted 2009年8月27日 at 12:58 AM | Permalink | 返信

    怖いので動画は見ていませんが、マダマダ続いてるんですか…世界の関心が薄れると、何でもあり状態になるのが、恐ろしいと思います。

  2. のび子
    Posted 2009年8月27日 at 1:04 AM | Permalink | 返信

    タルミって読んでしもた。。。。タミル人。。。。真面目な話やった。。。。。。

  3. kako
    Posted 2009年8月27日 at 2:16 PM | Permalink | 返信

     殺人をなんとも思わない人間心理が 怖い・・  紛争が続く限り、犠牲者は増えるばかりでしょうね。  終止符をつけてくれる指導者が 現れてくれないかしら。

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