改めて イスラム原理主義者の言い分

1_230322_1_5 アフガン戦争8年目の6日、アフガンやタリバンに対して影響力を持つといわれる、米国がテロリストに指定する グルブディン・ヘクマティアル Gulbuddin Hekmatyar がビデオ声明を出した。先に彼について説明が居るだろう。

グルブディン・ヘクマティアル:イスラム教原理主義の「イスラム党(Hizb-i-Islami)」党首で、アフガニスタン東部またはパキスタン国内に潜伏中とみられ、イスラム武装勢力の指導者で、1980年代はソ連のアフガニスタン侵攻に抵抗するため米政府から支援を受けていた。1990年代に一時、アフガニスタンの首相を務め、当初は旧支配勢力タリバン(Taliban)に対抗していたが、2001年10月に米国がアフガニスタンに侵攻すると、タリバン側に寝返った人物」 彼によれば、、

アメリカは「間違った口実 False pretext」(9.11の貿易センタービル攻撃がイスラム原理主義者による犯行という米国の主張を指している)で、9,11がアフガニスタン人の犯行で無いにもかかわらず、タリバンやアルカイーダを攻撃し、それは全く正当性を欠いている。この犯行には、一人のアフガニスタン人も関係してなく、全ては欧米で画策されたもので、(計画されたのは)アフガニスタンでもイラクでもない。計画は米国のペンタゴンによって行われた米国の堕落(soil)である。事実、犯行を決行した者達すべては欧米で生まれ育ち、アフガンでトレーニングされた形跡も無い。知られているように、決行したパイロットは米国で(飛行機操縦)訓練を受け、全てはそこ、米国で生み出された(was hatched there)。 元記事

彼の言う事は、米国で主流になりつつある「9.11米国内部犯行説」と符合する。イラク戦争がイラクのフセイン政権との摩擦から生じたのは事実だが、アフガニスタンとの戦争は、彼が言うように米国の正当性には疑問がある。フセイン亡き後のイスラム原理主義者集団アルカイーダが逃げ込んだアフガニスタンへ追い討ちをかけ、そこの反政府勢力タリバンとの抗争が激化したのが今までの流れだが、タリバンが対話を拒否し、闘争と内部抗争に終始し、テロで多くの民間人を犠牲にしたのも事実。

すでに統合司令官のStanley McChrystalはこの戦争の作戦失敗を公言し、オバマ政権に3万から4万人の兵員増派を要請しているが、オバマ政権の戦力縮小の意向と真っ向からぶつかっている。もしアフガンに関してオバマ大統領が対話をするとすれば、相手とするのはこのリーダーかもしれない。声明の中に、誤解を解きたいという意向が見えるからだが、アメリカが彼の主張を認めることは永久に無いだろう。 アフガンの近況2009.10 反米になったタリバンと資金源ヘロイン

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2009年10月9日 at 9:20 AM | Permalink | 返信する

    日本の真珠湾攻撃も、アメリカはすでに知っていたのに、自国民を非難させず、被害の大きさで、アメリカの人々に日本と闘う気にさせたという説もあり、フセイン大統領の時も、核の有無はアメリカの情報力では察知可能なのに正しい攻撃だとしたし…9.11の時の学校にいたブッシュ大統領のあの表情は、不可解。たった今のニュースでオバマ大統領がノーベル平和賞に決定とのこと。「グルブディン・ヘクマティアル」との会談もやって、無駄はないと思うし、話し合って、だめもと で臨めば、意外と道は開けるかもと思うのは、甘いでしょうか。

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