シーア派、スンニ派 今度はイランが、、。また複雑に、、

img_398553_7101897_0siiasunnni   イスラム教の宗派は大きく言えばシーアShia派(濃い緑)スンニSunni派(薄い緑)で、世界中の85%はスンニ派といわれている。改めてこれを確認しておかないとニュースが読みきれない。イランがホメイ師率いる最大のシーア派国家で、イラクも比率ではシーア派が多い。両派が混在するパキスタンではシーア派は少数派。

アフガン、パキスタンで孤立するタリバンは、スンニ派の中の過激武装組織アフガン・タリバンとTTP(パキスタン・タリバン)といわれるが、反米という共通項でシーア派のイランとも連携しているといわれ、今は米国の経済支援を受け入れたパキスタン政府とも親米アフガン政府とも対立している。元はスンニ派の国際組織アルカイーダは反米の元でTTPと共闘し、共にアフガン、パキスタン国境に拠点を置くといわれている。

10月18日のイランでの自爆テロで高官を含む42人が殺害された事で、イランはパキスタン国内のスンニ派武装組織ジュンダッラー(神の兵士軍団)Sunni insurgent group Jundollah (God’s soldiers) の仕業と声明を出し、これにパキスタン情報部ISIとアメリカが資金的に加担した証拠があると、宣戦布告をしかねない強い調子で非難を始めた。revolutionary_guar_1504448c

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  図の中の濃い色シーア派薄い緑スンニ派。両派の混在が紛争を起している国では他にトルコ、イエメン、パキスタン、イラク、があるが、トルコは啓蒙的スンニ主義と言われ、ガザ地区のパレスチナ人組織ハマスとも連携が多いのでハマスもスンニ派と色分けできる。地図の中の赤い◯は、昨日自爆事件があったイラン南東部シスタンバルチスタン州 Sistan-Baluchistan 。2007年に横浜国立大4年の中村聡志さんが誘拐されたのもこの地域。

10月20日にはロシア首相がテロリスト撲滅の為にイランに協力する声明を出した。これはロシア南部のイスラム組織の反抗に手を焼くロシアが自国の攻撃を正当化するためではなかろうか?ますますニュースが複雑化してきた。

左上はスンニ派「神の軍団Jundallah」のリーダーAbdolmalik Rigi だが、イランは2009年5月にイランのZahedanでおきたモスクでの自爆テロで25人が死んだ事への「神の軍団」に対する報復的な処刑で、同年7月13日、国内に収容していたこのグループのメンバー13人を「神の敵mohareb(enemies of God)」として絞首刑し、続けて14人を絞首刑、同時にこのリーダーの兄弟Abdolhamid Rigiの処刑もこの州都Zahedanの刑務所で執行した。今回の「神の軍団」の自爆テロは、この報復に対する報復だろう。右はイランの革命防衛隊Revolutionary Guard

2010年6月20日:2010年2月飛行機でドバイからキルギスタンへ移動中にイラン情報部によって逮捕されたスンニ派過激組織「神の軍団Jundallah」のリーダー Abdolmalik Rigi(写真左上)はイラン革命裁判所にて複数の殺人、誘拐で死刑判決を受け6月20日朝絞首刑に処せられた。リーダーの逮捕後200名以上のメンバーが投降したとイラン側の発表があった。2005年以降、イラン国内のスンニ派に対する差別や虐待に抵抗して150人以上の民間人、軍人を殺害したといわれる。

2010年7月15日:イラン南東部のシーア派モスクなどで2度の爆弾によるテロで27人が死亡した。モスクへの攻撃は女性による自爆テロと見られている。スンニ派神の軍団Jundallah(Soldiers of God)犯行声明をだし、シーア派及びイラン革命防衛隊を狙った犯行と断定。犯行はシーア派が支配するイラン政府のスンニ派への迫害に抗議するものだという。 

参考ブログ:タリバンの戦陣訓 イランの婦警さん&中東のシーア派比率 アフガン、インド、パキスタンの紛争

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2009年10月22日 at 5:11 AM | Permalink | 返信する

    私の脳ミソでは、複雑すぎて記憶・理解 不能…神よ、なんとか収束させてください。これ以上報復の連鎖の∞は悲しいです。

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