英軍、陣地内で攻撃受ける 英軍に動揺

article-1225370-0716BED3000005DC-777_634x471 アフガニスタンに駐留する英軍にとっては相当なショックな出来事だったようだ。

11月3日、アフガンのヘルムンド州ナドアリNadAliで起きた事件は、訓練から検問所に戻った英軍兵士、現地警官などが施設内で防弾ベストを取り、ヘルメットも脱いでお茶の時間を楽しんでいるときに起きた。屋根から銃撃を行ったのは英国兵が訓練中の味方であるはずの現地警察官で、5人の英国兵が射殺され6名が重症、犯人はバイクで逃亡した。もっとも安全な場所であるはずの、陣地の中での攻撃、それも寝返った、かつての味方兵士からの攻撃だった。

アフガニスタンの反政府ゲリラの主要なグループは、有名な国際組織アルカイーダAl-Qaeda、Quetta Shura Taliban (OST)、 Haqqani Network(HQN)、 Hezb-e Islami Gulbuddin(HiG)、さらにパキスタン内から進入するTehreek-e-Taliban Pakistan、(TTP)である。HiGは、ゲリラ名をGulbuddin Hekmatyar と称し、Peshawar Seven Mujahideen(ペシャワールの7つの神の軍団)の1つで、1978~1992年、ソ連軍との戦いにCIAから何百万ものドルを受け取ってきたし、1985年には、レーガン大統領にホワイトハウスに招待されている。今回の現地警察官はこのGulbuddinと言われるグループに属するらしい。

article-1225370-0717DDD3000005DC-370_634x440 逃げた犯人を迎えたタリバンは「偉大なる仕事をした」と花で迎えたという。英国では継続を表明するブラウン首相に対し前の国防大臣Peter Kilfoyleを筆頭に、アフガン撤退論が強まっている。2001HelmandMap-capd年10月にアフガニスタンへの駐留を開始して以来の英兵死者数は229人となった。うち少なくとも193人が身内敵対行為により死亡している。今年に入って任務中 に死亡した英兵は94人 (アフガニスタンで93人、イラクで1人)となり、1982年のフォークランド紛争以来最悪となっている。 英民間テレビ局チャンネル4が11月5日夜放映したアフガニスタン政策に関する世論調査結果で、英国民の73%が「1年以内の駐留英軍の撤退」を望んでいることが分かった。うち即時撤退を主張する人は35%と、2週間前の同様の調査より10ポイント上昇した。また「反政府勢力タリバンとの戦いに勝利できる」と答えた人はわずか33%で、2週間前 (42%)より大幅に低下。一方、「勝利はもはや不可能」との回答は57%に上った。

余りの治安の悪さに、11月5日、国連はアフガン現地で活動する外国人職員600人を安全な所に再配置することにしたと明らかにした。これについて一部外信はこれら大部分が事実上アフガンを離れると報道した。、

左は、血にまみれた防弾ベスト。重いベストをはずし、英国人のお茶の時間を楽しんでいる最中だった。すでにベストから認識票は取り去られている(所有者死亡を意味する) 日本はこういう警察官に警察官を派遣して教育をするというが、どこまで実態を把握しているのか?右下はヘルマンド州の地域区分 青がNadali。この辺はかつての穀倉地帯、今はケシの栽培が多い。黄色のNawZadにはタリバンの集団がいて以前から戦闘中

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2009年11月9日 at 12:39 AM | Permalink | 返信する

    こういう悲劇が多発するでしょうね。味方を装ったゲリラ…疑心暗鬼になって、味方の統制も弱体化しちゃいますよね。

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