パキスタン国境最近の状況 南ワジリスタンでタリバン劣勢*

_46586548_pak_waziristan466x533.gif2009.10 タリバン掃討を続行するパキスタン軍は左に険しい山岳地帯のある赤い◯印のパキスタン北西部SWAT地区の南北ワジリスタン境界地域にタリバンを追い込んでいる。最近の戦況は小さな部落地域での戦闘で、一般の地図では場所も確認できないので別途掲載。赤い矢印は避難民の移動方向

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  南ワジリスタンはタリバンの本部があったと言われる地域で、状況は空爆と地上からの攻撃で一方的にパキスタン軍に優勢。しかし、パキスタンタリバンTTPなどがテロ攻撃を北部ワジリスタンや、首都近郊で多発させており、テロの脅威はパキスタン全土に拡散した。北ワジリスタンは地形険しく、地上戦には不利と判断し、南北を分断する作戦に見える。現在この付近の主要な道路をほとんど制圧し、タリバンの退路を封鎖している。

09,11,4:Sararogha地区でタリバン21名殲滅

09,11,9:Razmak ~ Makeenの戦闘でタリバン5名戦死、パキスタン軍戦闘動画

09,11,9:Sararoghaの戦闘でタリバン20名戦死。

09,11,10:Shakai-Ladha間のパトロールでタリバン8名、パキスタン側4名戦死

09,11,27:shakai地区のNarakaiで少なくてもタリバン15名を殲滅。

09,11,30:Ladha地域でタリバン10名を捕獲、パキスタン軍2名負傷

09,11,30:パキスタン軍は過去6週間の南タジリスタンの戦闘で先月までに615名のタリバンを殲滅したと公表。パキスタン側の死者は60名と公表

09,12,02:オバマ大統領は来年8月までに3万人の兵員増強を発表し、Nato軍にも少なくても1万人の増員を求めた。これで米軍アフガン駐留軍は約10万人、国際軍は14万人になる見通し。同時に来年夏にはアフガンからの撤退も発表した。同時に「国際テロ組織アルカイダは、アフガンとパキスタン国境を自らの安全な隠れ家とし、パキスタンの核にも触手を伸ばしている。アルカイダを解体しなければ米国と世界の安全は保障されない」「増派でアフガン国軍の訓練にも力を入れるが、国を守る主体はアフガン政府であり国民。米国はアフガンのパートナーではあるが、スポンサーではない」と述べた。 これは歴史に残る演説で、アメリカの最終プランともいえる。

Map_of_Province_of_Pakistanねw この声明の数時間後、パキスタンの首都イスラマバードIslamabadにある海軍省入り口で少年が自爆し、1名死亡、11人が負傷した。

2009年12月4日:パキスタン・ラワルピンディRawalpindi)で4日、大勢の信者が金曜の礼拝のために集まっていたモスクで武装グループによる自爆攻撃があり、4人の襲撃犯を含む40人が死亡、45人が負傷。軍関係者が頻繁に訪れていたモスクを4人の武装グループが襲撃、信者に向けて発砲し、手りゅう弾や爆発物を仕込んだベストを爆発させた。ヘリコプター支援を受け軍の部隊が制圧し、襲撃犯全員の死亡を確認した。死亡者17人は子ども、10人は民間人で、軍にも9人の犠牲者が出た。その後南ワジリスタンに潜伏すると見られるタリバンが犯行を認める声明を出したが、この地域は警戒が厳重な地域で、軍はどうやってテロリストが侵入できたか解明を急ぎ、残りのテロリストの捜索をしている。襲撃には7~8人の武装ゲリラが銃を撃ち、モスクに3発の手榴弾を投げ込んだ。今後は首都イスラマバードへの攻撃を警戒する必要があり、また同じ日に首都に近いペシャワールで小規模な爆発があり、これには化学混合物が使用された形跡があり、パキスタン軍は警戒を強めている。今後の警備には米軍も協力する予定。

2009年12月7日:パキスタン北西部のペシャワル(Peshawar)の中心部にある裁判所前で自爆テロがあり、地元テレビによると少なくとも10人が死亡、40人以上が負傷した。同じパキスタン北東部のラホール( Lahore)でもマーケットを襲った自爆テロがあり、少なくても12人死亡、75人以上負傷。 これ以前の関連ブログ:アフガン、パキスタン、民族分布  これ以降のパキスタン情勢

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