アフガンでも米軍攻勢に出る 2009年12月4日

50882581afgann images_thumb[3]%20703CBE9F 12月2日のオバマ大統領の兵員増強の声明に呼応するかのようにアフガニスタン内部でも米軍、Nato軍、アフガニスタン国軍約1000名が4日から攻勢に出た。11月から12月上旬にかけて隣国パキスタンではSWAT地区南部、南ワジリスタンのタリバン包囲を展開中で、米軍がアフガンのヘルマンド州 Helmand province州都ラシュカルガー(Lashkar Gah)を制圧すれば、タリバンはアフガンとパキスタンで本部地区を失う事になる。

12月4日からのヘルマンド州Helmand provinceの大攻勢は2006年以来の大攻撃で、米軍海兵隊、アフガン国軍、Nato諸国軍US Marines, Afghan soldiers, and other Nato forcesの連合部隊によるものだ。左上のアフガンの地図にはタリバンの一部が投降したヘラート州、その下に攻勢をかけているヘルマンド州がある.。この地区を更に拡大したのが右の地図で、この地域の商業地域のノーザードNowZad(またはNawzad)で現在戦闘中。ここへは北からも大部隊が攻めており、「怒りのコブラ作戦:Cobra’s Anger」でタリバンを包囲する作戦だ。

2009112425057586580_5 ここは過去数年間にわたり、タリバンとの抗争で制圧と撤退を繰り返していた地域で、今回は一気に1000名以上の兵員を投入して完全制圧を目指し、ここからのタリバン各部隊への補給路を遮断し、オバマ大統領の声明に沿った早急なタリバン壊滅とアフガン住民の安全を確保する狙いだと軍首脳が語っている。

来年夏までの米軍3万の増兵にあわせ、Nato諸国からの兵員増強を期待しているオバマ大統領としては、Nato諸国にアフガンでの優勢を見せ付ける必要があり、この勢いで来年夏のアフガン撤退まで一気に計画をすすめるようだ。 過去の関連ブログ::パキスタン側の状況とアフガンの民族分布   アフガン民兵の導入  過去ブログ:ヘルマンド州に関する事件、州内区分図  

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