史上空前の大災害 ハイチ大地震

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  このままで行けば中南米のハイチHatiで1月12日に起きた地震災害は今世紀最大の死傷者を記録しそうだ。すでに5万人の死亡が確認され、最大20万人死亡の可能性もあるという。今回のマグニチュード7の地震の震源地が、人口が密集する首都ポルトープランスPort-au-Princeのほぼ真下という事で大災害になったようだ。気温30度の中、通りに放置された死体を郊外の大きな共同墓地に埋葬する作業が今も続いている。市内では水、食料が不足し、国連の食料援助も人出が足りないために分配が遅れ、市内では略奪が発生し、刑務所から約4000人の犯罪者が脱走した事もあり無法状態。国連ハイチ安定化派遣団は、PKO=国連平和維持活動に基づき、地震の前からハイチに派遣されていたが、事務所のあったホテルが倒壊し、約100名の職員が亡くなったとの情報がある。

ハイチは元々アフリカからの奴隷の中継地で人口のほとんどがアフリカ系黒人。スペイン、フランス、アメリカの植民地をへて、軍事政権、独裁政権とめまぐるしく政治が変わり西半球では二番目に貧しい国で人口960万人。ここ数年でやっと立憲政治が行われるようになった。

1月17日は阪神・淡路大震災で6400名が亡くなってから15年目に当る。日本からは16、17日と医療チームが現地に派遣された。

TKY201001140429 ハイチには東西方向に走る大きな断層帯が2本あり、今回の地震は、南方の「エンリキロ 断層」と呼ばれる横ずれ断層の東寄りの部分で起きたとのこと。この断層の付近では 、1751年と70年を最後に、大きな地震は起きていなかった。これについて、かつて調査した米仏やハイチの研究チームが2008年、地震の危険性を論文で警告していたことがわかった。米パーデュー大やハイチ鉱山エネルギー局などの研究チームは、GPS(全地球測位システム)による地殻変動の測定結果などをもとにこの活断層を調べ、08年7月、地球物理専門誌「ジオフィジカル・ジャーナル・インターナショナル」に発表。活断層がハイチで最後に大きな地震を起こしたのは1751年(M7.5)で、それ以降に蓄積されたひずみが現時点で解放された場合、「M7.2程度の地震になりうる」と警告していた。北米で大地震の危険があるといわれるのは他にシアトル沖がある。   ハイチ地震発生48時間後の写真  地震発生直後の写真   関連ブログ:米国北西部、シアトルの群発地震

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