気温の高いハイチでは、水無しでは72時間、約三日しか生存できないと言われているが、大地震から約半月、15日ぶりに16歳の少女Darlene Etienneさんが1月27日救助された。崩壊した住宅の上を歩いていたフランスのレスキュウ隊員がかすかな声を聞いたのがきっかけで救い出された。家族もほとんど生存をあきらめていた中での救助で、声も出ないほど弱っていたが怪我は無く、病院で回復に向かっている。彼女が閉じ込められたのがシャワールームで、恐らく水分を得ることができた のだろうと推測されている。少し前には、崩壊したホテルの中から11日ぶりに 男性が救助されている。更なる奇跡を期待し、救助は続行されている。
上が発見された少女と、左は発見直後の
様子。隊員が「,彼女は生きている」と親指を上げている。このとき周りでは歓声が起きたという。
市民の心配は、支援の食料が公平に分配されるかで、市民の一人は「それらがハイチ政府に渡れば、政府は自分たちの為に使ってしまうだろう」と言う。実際、2008年のハリケーンで大被害を受けたとき、ハイチ政府に渡された支援物資の多くは被災者に渡らず、闇市に流され、販売されていた事実を市民の多くはまだ記憶している。関連ブログ:ハイチ大地震 その後、27日ぶりに男性発見
2 Comments
人間の生命力の強さには 驚かされます。 被災後の対応は 弱い市民に援助は いらない、といわんばかりの政府のありようですね。
凄い生命力と気力ですね。日頃、ヌクヌクと生きてないことも、苦難に耐え抜く気力を保ち続ける力になったと思います。日本人なら、これほどもたないと思います。でも、切り上げないで探し続ける事の重要さを改めて認識しました。