2009年8月28日レクサスES350 暴走の状況とその修理方法

abc_crash_car_mat_090916_main 今回のトヨタのリコール対象車700万台の発端になった米国でのレクサスES350の暴走、死亡事故とはどういうものだったのか?

2009年8月28日、トヨタ「レクサス Lexus ES350」が暴走し、ブレーキも効かなくなりカリフォルニア州サンディエゴで時速約160~190キロで壁に激突、車は大破した。運転席のフロアマットをサイズの合わない別車種のものに交換していたとのことで、マットに引っかかりアクセルペダルが戻らない現象が起こりました。乗っていたカリフォルニア州の高速警察隊員だったマーク・セイラーMark Saylorさん写真右:事故現場と本人(45)と妻Cleofeさん(45)。さらに娘のMahalaさん(13)と義理の兄弟であるChris Lastrellaさん(38)の4人全員が、亡くなっています。Chris Lastrellaさんが携帯電話で、激突寸前まで911(救急隊)と話をしていたことで全米の話題なりました。調査では、、。

  1. 問題のフロアマットはES350用のものではなく、RX400h(日本名:ハリヤーハイブリッ)用だったことが判明した(当時、セイラー隊員は自身の車をディーラーに預けており、事故を起こしたES350は代車で、彼はこの車に不慣れだった)。そのマットは標準マットよりサイズがやや長く、分厚い全天候型マットだった。 up
  2. 新たな事故原因の一つとして、ES350のペダルの形状が指摘され、米高速道路交通安全局(NHSTA)は、踏み込んだアクセルペダルが引っかかり、戻らなくなる構造であることを突き止めている。(右) 
  3. 最新調査では、レクサスESのブレーキシステムはアクセルが全開になると、ブレーキを踏む力を補助するシステムが弱まる為、トヨタ車に、アクセルが加速した状態でもブレーキが優先されるシステムが搭載されていないことで「電気制御装置の欠陥」を疑う見方もある。
  4. NHSTAの報告書によると、事故以前からのブレーキパッドの磨耗や、破片の発生に加え、ローターは熱によって変色しており、表面には削れた跡が見られたとのこと。ブレーキの制動力が弱まったことで、過剰にブレーキを使用しなくてはならなくなり、冷却用フィンがオレンジ色に酸化していたとも伝えられている。 
  5. レクサスはプッシュボタン式のスタートであるため、ドライバーはエンジンを止めるためには3秒間、スタートボタンを押し続けなければならないのだが取扱説明書に説明が無く、セイラー隊員は代車のこのレクサスに乗る際にこのことを知らされていなかった
  6. NHTSAによると1999年以降報告されたトヨタ車の急加速にからむ苦情は2000件超で、トヨタ車のアクセルに絡む不具合報告は、06年から102件あり、13件の事故が発生。17人がけが、5人が死亡している。20100128-00000043-maip-bus_all-view-000
  7. トヨタ自動車は、リコールの原因となった部品を製造した米メーカー「CTS」に、リコール費用に応じた一定の補償を求める方針を明らかにした。問題が見つかったのはCTSが設計・製造した「フリクションレバーfriction lever」と呼ばれるアクセルペダルの付け根にある部品。ペダルを踏み込む動作の繰り返しですり減った個所が、暖房の使用で生じた結露で膨張し抵抗が増し、最悪の場合は踏み込んだペダルが戻らなくなる恐れがある(右下図で、左の◯内が改良前で赤い部分が稀に接触不良を起す、その右が改良後の図解)。 関係者によると、ペダル部品の図面作製や素材選定などをCTSが担当。トヨタはその仕様を承認する形で売買契約を結んだというが、部品メーカーは米メディアに「トヨタの設計・仕様に従って製造しただけ」と主張しているが、トヨタは国内、海外の一部にはデンソー製を使い、米国製とは違いがあったようだ。
  8. トヨタがアクセルペダルの不具合を2007年春の時点で把握していたことが1月30日明らかになった。トヨタは「リコール対象となった不具合と07年の不具合は原因が別」と説明しているが、部品の形状、材質に問題があった点は共通する。トヨタの品質管理が問われるほか、07年以降の早い段階で不具合に厳しく対応していれば、大規模リコールに発展しなかった可能性もある。

事故後の調査では、いろんな問題が絡んでいたようだが、トヨタは当初、フロアマットを適切に固定しなかったり、二重に敷いたりしなければ問題は起きないと主張していた。しかし、2009年10月に入り、「事故が発生する危険性を減らすため、車両本体を改良する」との意向を米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)に伝え、リコールでは、アクセルペダルを短いものに交換Pedal_Assembly-prv。床板との距離に余裕を持たせ、フロアマットがずれたり、二重に敷かれたりしても、引っかからないようにし、また、踏み込んだアクセルペダルが元の位置に戻らない不具合を解消するため、ペダル内 部にスチール製の強化板を挟み、ペダルを戻す力を補強する(右下図赤い板部分)事で米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と調整し、承認を得た。リコール費用は数百億円(推定1000億円未満)規模になるとみられる。 2009年1月21日(現地時間)~29日(同)時点で、米国で230万台、カナダで27万台、中国で7万5千台、欧州で180万台のリコール実施を発表している。

最近、、トヨタに対して出されている批判の一つに「部品の共通化の やり過ぎ」というのがあり、共通化が前面に出すぎた結果、その車種に適正なサイズや形状、品質を無視し、リスク(危険性)の判断基準が緩んだのではと言われているが、共通化したとしても大事なのはどこまでも品質だろう。 写真右中央は、同車種の左運転席のアクセルペダルの状態で、ペダルが長く、マットに引っかかりやすく見え、規格外のマットや2枚重ねでマットを置けばアクセルペダルの戻りに問題が出るだろうと想像できる。トヨタはこれを短くしたりしたという。その後、右上図のリフレクションレバーの不具合も指摘されている。(事故当初は、ブレーキの下にマットが挟まり、ブレーキが効かなくなったとも言われましたが、ここではトヨタの改修内容に沿って、主にアクセルペダルについて記述してあります) 2010年1月28日:過去ブログ:プリウスのブレーキ問題など   2010年2月4日: トヨタ車問題  この記事の続きは2010年2月14日: 関連ブログ:懲りないトヨタの悪歴 へ、、。

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2 Comments

  1. SUPER
    Posted 2010年2月1日 at 1:14 PM | Permalink | 返信する

    日本一便利なサイトグランプリを受賞しました http://www.nicelink.jp/  【便利なリンク集】です。是非一度アクセスしてみてください。よろしくお願いいたします。

  2. kako
    Posted 2010年2月1日 at 3:36 PM | Permalink | 返信する

     生命にかかわってくる問題だけに 会社としては 使用者のあらゆる角度からの検証がいるんですねーー しかし、リコールによって アメリカ車への買い替え問題が浮上してるのも 困った問題

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