本当のエコは節約や省エネではなく、脱石油だ。

ALeqM5hC4dltThWNvR8J22FHlYKL4TD3yg 最近は効率のいいエンジンばかりに目が行くが、世界は何とか脱石油を目指して研究している。すでに石油に代わるバイオ燃料(生物由来の燃料)としてサトウキビなどの植物からアルコール燃料を取るなど進んでいるが、まだ製造コストが高くつく。それを覆すような研究発表があった。将来のバイオ燃料使用の為にも、欧州勢に負けずに、日本はディーゼルエンジンの開発を継続すべきだろう。20100128-ecoliバイオ燃料にはディーゼルエンジンが最適と言われるが、欧州に比べ日本では、CO2の削減メリットよりNOx窒素酸化物やPM粉塵に対する嫌悪や法規制が優先されたため、2000年代末頃から新型の小型クリーンディーゼルエンジン搭載の乗用車はほとんど無くなった。結果的にこの分野での国際競争力を失いつつある。問題はエンジンではなく、闇ディーゼル油や硫黄分の多い質の悪いディーゼル油を黙認していた行政、業界の怠慢であり、開発と規制を継続した欧州のディーゼルエンジンはほぼ環境対策をクリヤーした。今では日本で見られないディーゼル搭載の日本車が欧州で走っている。

米ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)などの 研究チームが1月27日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に農業廃棄物を摂取してディーゼル油を分泌するバクテリアを開発したと発表した。
現在のバイオ燃料よりも安価で環境にも優しい代替燃料として有望だという。このバクテリアは、大腸菌Escherichia coliの遺伝子を操作して作製されたもの。木片やわらに含まれる単糖やバイオマス廃棄物を摂取し、燃料分子を分泌するという。バクテリアは細胞から バイオディーゼルを分泌してくれるので、蒸留や細胞をこじ開ける必要がなく、加工費の大幅節約に つながるという。また、分泌されるバイオディーゼルは水に溶けず、油のように表面に浮くため、加工費をさらに節約できるという。 論文は、環境への影響やコスト試算などは示していないが、バクテリアが量産されれば1~2年以内の商用化は十分可能としている。食中毒の原因となる大腸菌(写真右)が地球の救世主になるのか?この研究はアメリカが国策で進めている。商品化は意外と早いだろう。そのとき、まだ日本のドライバーはガソリンの燃費を気にして走っているのだろうか?

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2010年2月9日 at 1:36 PM | Permalink | 返信する

    日本人って、諦めがいいのか、はたまた他と同じ物を追っかけるのが好きなのか、「2000年代末頃から新型の小型クリーンディーゼルエンジン搭載の乗用車はほとんど無くなった。結果的にこの分野での国際競争力を失いつつある。」とは残念です。

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