モサド(Mossad)の暗殺

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article-1251581-0853492E000005DC-759_306x340   パレスチナイスラム原理主義組織ハマス(ガザ地区の過激派)軍事部門の幹部マフムード・マブーフ(Mahmud al-Mabhuh)氏(写真左上)は1月19日午後、アラブ首長国連邦ドバイ国際空港に到着し、車で滞在先のホテルに向かったが、その数時間後に殺されているのが見つかった。チェックイン後にいったん外出したが、その間どこへ行き、誰に会っていたかは分かっていない。彼の行動は尾行され、一味は廊下を挟んで部屋を取り、19日午後8時時頃マブーフ氏の部屋に電気的操作機器で侵入、午後8時25分頃戻ってきたマブーフ氏を部屋内部で襲ったと見られる。 遺体は翌日朝ホテルの部屋で見つかった。

彼はハマス軍事部門創設者の1人で、1989年に起きたイスラエル兵2人の拉致と殺害にかかわったとしてイスラエルが20年以上前から行方を追い、最近はガザ地区への武器密輸の疑惑もあり、イランやヒズボラとの関係も合ったらしく、彼を狙う敵は多かった。ホテルには偽名でチェックインし、親族によれば、ホテル予約の際はバルコニーがなく、窓も開かないことを確認した上で、1階の部屋を取るほど常に慎重だったらしい。

ドバイ警察によれば、マブーフ氏は両足と後頭部、性器、心臓付近に電気ショックを受けた跡があり、枕には血が付いていたことから、死因は窒息死と見られるが、麻酔薬としても使われる筋弛緩剤サクシニルコリンsuccinylcholineを注射をされていた。警察はプロの犯罪集団の犯行とみて行方を追っていると述べ、こうした集団は欧州のパスポートで活動することが多いと話した。犯人は遺体が発見される前に出国した可能性が高いとみられ、国際刑事警察機構の協力も得て調べているという。2月末時点でイスラエルは関与を否定。

article-1251581-085110D1000005DC-927_306x350 article-1251581-085000FA000005DC-641_306x350 article-1251581-085369F2000005DC-546_634x422 英国紙辺りは、はっきりとイスラエルの諜報機関モサドの犯行だと断定している。ドバイ警察は今週、欧州の旅券を所持していた11人の容疑者の氏名と写真を公開(2月28日容疑者は28人に増えた)。国籍の内訳は英国が6人、アイルランドが3人、ドイツとフランスが各1人だった。英国とアイルランドの旅券はニセモノと判明。スパイ映画モドキの犯行だが、女性を含むこの26人、素顔がばれるとは随分へまなスパイだ。これで今度はパレスチナスパイに追い回されるだろう。モサドはもともとナチスの戦犯を探したり、暗殺する情報機関だったと記憶にあるが、めったな事では表面に出ない。当然だが、その技術はアメリカCIAから伝授されたもの。

左は、暗殺実行中、ホテルの外で監視する女性スパイ仕事(暗殺)を終えてホテルから立ち去る2名のスパイ。女スパイはかつらをかぶっている様です。右端の写真では、スパイの一人(赤丸)がホテルスタッフとエレベーターに乗ろうとしている。手前二人もスパイで、テニスラケットを持ち、観光客に変装している。パスポートの写真が残ると言うのは、ドバイでは入国者全員のパスポートのコピーを撮っていると言う事ですね。18日現在、7名が名前を勝手にに使われたと申し出、ほとんどがイスラエル在住の外国人または英米系の人のようだ。ドバイ警察は事件の関係者は当初全部で17人と発表。その後2月28日26人+パレスチナ人2名に訂正公表。

しかし、こんなに簡単に証拠を握られ、一流のヒットチームがこんな田舎臭い暗殺をするだろうか?普通は自殺か病死に見せかけるか、拉致して他で殺害するだろう。映画なら、顔のばれたスパイは全員、捕まる前に自分の組織に闇に葬られるのだが、、。すでに英国は駐英イスラエル大使館を通じて抗議を行っている。大した実害の無いはずの英国は、表に出さない何かを知っているか、ズバリ武器買い付けの彼を監視pic2kkk、スパイしたのではないか?親米イスラエルを公然と非難する親米英国のほうがおかしく、武器ルートを抑えようとしていた矢先にモサドが暗殺してしまった、監視していたのがCIAの可能性もある。同じ疑問は中東のマスコミも感じているようだ。AL Jazeeraの記事(英文:2月18日付)

また、事実として、イスラエルと対立するパレスチナと言っても、ガザ地区の分離独立を求めて行動する過激派ハマスは、同じパレスチナ自治政府内穏健派ファタ派とも政権争いで対立し、互いに長年暗殺を繰り返している。2009年1月16日の情報では、ファタ派情報部がイスラエル情報部にハマスの情報を流したとハマスが激怒、ガザ地区内の同じパレスチナ人ファタ派工作員100名を拷問し、一部を公開処刑したという。これに対する報復でファタ派がマブーフの情報をイスラエルに売ったとも推理できる。現実に、容疑者17人にはヨルダンで逮捕済みのパレスチナ人2名が確認済み。暗殺はパレスチナファタ派とイスラエルの共同作戦か? 彼がイスラム原理主義組織ハマスと言う事で、彼の武器ルートがイスラム原理主義国際過激派アルカイダタリバンとつながっている可能性もある、と言うよりつながっているはずだ。、色んな想像も出来るが、真相は表には出てこないだろう。、

2010年3月23日:英政府は23日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月に起きたイスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件に関し、イスラエルが犯人らの使った英国旅券を偽造していたと判断し、駐英イスラエル外交官1人を追放処分に、し同時にイスラエルへの旅行に注意するように勧告をを出した。偽造英国パスポートは12人分。

過去ブログ:それぞれの思惑 中東ガザ地区  過去ブログ:ハマスとファタ など カテゴリ 中東参照

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2010年2月19日 at 1:57 AM | Permalink | 返信する

    警戒し用心している室内に入った方法が問題、ホテルに共犯者が先に従業員として潜入?

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