トラもサメも、、、

m13832 野生トラを保護する35年間の努力は「無惨にも失敗した」、とワシントン条約(CITES)事務局のウィレム・ウィンステッカー(Willem Wijnsteker)事務局長が3月15 日に語った。 事務局長は、「2010年は、干支(えと)ではとら年であり、国際生物多様性年(International Year of Biodiversity)だ。今年こそ、過去の流れを覆さなければならない。さもなくば永遠の不名誉となるだろう」と語った。わずか100年前には世界のジャングルや森林には、トルコから中国、ロシア極東からインドネシアまで、10万頭を超えるトラが生息していた。トラの部位の国際取引禁止は1975年に実施された(ワシントン条約)。しかし現在、世界に生息する野生トラは3200頭に満たない。トラの密猟は今も続いている。主に毛皮目的だが、骨や内臓も長寿の伝統医薬品などを作るためにも求められている。

2005年の中国のニュース:中国黒龍江省海林市では、料理屋で国家保護動物の東北虎の料理「山猫菜」が食卓に上ったという。1皿の値段は800元(日本円約1万1千円)で、物珍しさに注文する客は少なくないという。 海林市横道河子鎮近くの301号国道沿いで、数多くの料理屋が虎肉を販売している。みな正真正銘の東北虎肉と称している。ある料理屋のオーナーによれば、虎肉100gの売価は約700元(日本円約1万円)で、仕入先は近くにある東北虎繁殖飼育基地の「横道河子東北虎林園」という。もう1人の業者は「飼育基地に裏関係すらあれば、格安の100元/100gで入手できる」と明かした。

2010年3月14日の中国のニュース:中国遼寧省瀋陽の森林野生動物園Shenyang Forest Wildlife Zooで、過去3ヶ月の間に「国宝」といわれる貴重な東北トラ:シベリアタイガーSiberian tigers 11頭が死亡した。「中国新聞社」が報道。「寅年にトラが餓死した」として、中国では注目を集めている。 経営難に陥った同園が餌の量を極端に減らし、トラが栄養失調になったためとみられている。また、地元当局では、狭い檻に閉じ込められたトラが十分に体を動かせず、免疫力が低下したことも、要因の一つとして発表している。この件について、3月18日の英国紙は動物園は警察により閉じられ、園が違法にトラの骨を漢方薬の材料として地元の医者に横流しし告発されたと書いている。また、中国では似たような事は頻発し、飼育の環境は不潔で劣悪だと書いている。中国にはトラを保護する名目の人工飼育センターが多いが、ほとんどはトラの骨や毛皮目当てだと言われている。

01300000017278118826646965074 虎骨が漢方薬の貴重な原料であることが、トラを絶滅に追い込んでいる一因とされ、例えば黒龍江の東北トラの動物園で、虎骨が入っている「虎骨酒355グラム600元(約8千円)」が販売されている。中国では1993年、漢方薬での虎骨の使用を禁止する規定が公表された。現在、中国には野生のトラが約50頭、動物園や飼育場のトラが約5000頭いると推定されている。

すべて中国が悪いとは言わないが、シベリアタイガーが絶滅に瀕したのも中国が高額で買うためだといわれている。中国の動物保護関係者が「中国では資金があれば、特別な専門家がいなくても誰でも動物園、自然動物公園を営業でき、しばらくして行き詰るケースが多い。この事件の調査結果いかんでは、中国国内の見直しが必要だ、、。」何をのんびりと言っているのか、もう遅い位だろう。さらに、サメも絶滅の危機に瀕している。

2010年3月15日:アラビア海のオマーン湾Gulf of Omanでは乱獲でサメが絶滅に瀕していると外信が在った。この原因は中国料理のフカヒレshark finスープの食材が原因なのは明白だ。推定では年間7000万頭のサメがひれを取る為に乱獲され、ある種類の90%が消滅したと言う。急な需要は価格を高騰させ、その原因が中国の経済発展だとも言われている。ワシントン条約での禁止も考慮される中、世界中が我先にと乱獲している。

2010年3月20日:インドネシア・リアウ州の自然保護事務所は20日までにスマトラ島で現在、推定400頭しか生息せず絶滅が危惧されるスマトラトラを密猟したとして92歳の現役トラ猟師ウィルヨ容疑者を逮捕した。生涯で50頭以上も射止めてきたという。17歳でトラ猟師となり、隣国シンガポールに顧客がいるという。 トラは毛皮が珍重され、骨などは漢方薬の原料として需要があるため、国際的な密猟ネットワークが関与していた可能性があるという。

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