⑨A重なるBPの失態 進まない原油対策

bob-300x195 haywardpa_1662071c 2010年6月21日:英国は金融危機で金融街シティーが低迷、政府も巨額の財政赤字に苦しむ中、英国民の年金資金の運用先であるBPが米国の賠償請求で危機にひんしている事は、たんに英国の大企業が経営難になるという問題ではなく、英国民の生活に重大な影響を落としかねない。すでに退任が決まったヘイワードTony HaywardCEO公聴会直後のヨット競技への参加は米国民の怒りを買った。何せ公聴会でまともな返答ができず、65回も調査中を繰り返した。ますます原油は海岸を汚染している。その矢先に自分はきれいな英国沖の海でヨットレースとは、いくら休暇が取れなかったにしても許されることではないだろう。

その後、BPがまだ1日の原油漏れを5000バレルと言っていた5月中旬ころに取り交わされたらしい、1日の噴出量が最悪10万バレルになるかもしれないと言うBP内部の極秘メモの発覚など、どれも米国側の心証を悪くする事態ばかりが起きている。窮地に陥ったオバマ大統領は、ひたすら莫大な保障額の取り付けに躍起になっているが、肝心な原油の流出は止まらず、沿岸の汚染は日増しにひどくなっている。これ以前の関連ブログ

BPの原油流出事故をよそに、石油と天然ガスの探査・掘削の難所と思われる場所でいくつもプロジェクトが進んでいる。ガーナとナイジェリアの沖合の深海、黒海の深海、ベネズエラのオリノコ川流域の油田などだ。世界中の深海事業の4分の1を取り仕切るブラジルの国営石油会社ペトロブラスも、大西洋の海底に眠る推定埋蔵量90億〜150億バレルの油田の開発プロジェクトに期待を寄せている。こうした動きの背景には、新興国の急成長により世界のエネルギー需給が逼迫しているという事情がある。インドと中国のエネルギー消費は2030年には1990年の3倍に増え、世界全体の28%を占める。中国のエネルギー消費は14年にアメリカを追い抜く。国際エネルギー機関(IEA)によると30年までに日量6500万バレルの供給増が必要だ。(Newsweek誌2010年6月18日より)

2010年6月22日:民間気象予報会社プラナリティクス(ペンシルベニア州)のエネルギー担当上級気象予報士、ジム・ルイエ氏によると、カリブ海にある雷雨が今週、熱帯暴風雨に発達しメキシコと キューバの間に広がるメキシコ湾に向かう可能性がある。ルイエ氏は21日の電子メールで「2010年のシーズンで最初の名前を冠せられる熱帯暴風雨ハリケーンが 今週後半、カリブ海の北西部で発生する可能性が高く、油膜の拡大への懸念が強まっているメキシコ湾には大変な脅威になるだろう」と指摘した。その後の経過

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