メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2010 Drug Cartel in MEXICO

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上記は今まで使用してきた2009年メキシコ麻薬勢力分布図では合致しない部分が出てきたので修正したもので、既成の勢力分布図を加筆修正しています。カルテルと呼ぶかグループ、または派閥と見るかは独断で判断しています。もとはガルフの戦闘部隊だった残酷さで有名なセタスガルフ支配地(2008年1月よりTamaulipas州、州都Monterrey付近で対立激化)フアレスカルテルと米国国境沿いで抗争を起しているのが目立ち、どれも残忍なことで有名で凄惨な殺し合いを展開しています。ベルトランから分裂しアカプルコから北上した新興ラ・バービーは不安定ですが、ベルトラン、他複数組織と衝突をしながらモレロス州から首都周辺部に勢力を伸ばしています。ベルトランは以前シナロアから2008年分裂した組織で、昨年末ボスが軍に射殺され組織再編中で独自のルートをシナロア州を抜けてアリゾナ方面に求めたため、最大勢力のシナロアと国境沿い、ほか各地で抗争を繰り返しています。南米に近い位置に拠点を置いたベルトランは自分の入手経路を確保し、米国への搬入経路を他のカルテルから奪うため争っている最中のようです。シナロアラ・ファミリア・ガルフセタス対策で2010年初頭’2月から4月ころ)から連合したとの情報もあります。各組織の詳細は以前の2009年勢力分布図を参照。特に色分けしていないベージュ部分には各組織の小グループが点在しています。北部、中央部ではシナロア系が、南部ではガルフ系が多いようですが定かではありません。最近の経過 出来事 事件 各カルテルの詳細は2009年勢力図、及び過去の事件で確認できます。麻薬の流れは メキシコ国際麻薬流通経路 で。

2010年6月28日:統一地方選挙まじかのメキシコでタマウリパスTamaulipas州の野党知事候補ロドルフォ・トーレRodolfo Torre氏が遊説先に向かっていた車列ごと銃撃され、トーレ氏を含む少なくとも5人が死亡した。タマウリバス州はセタス、ガルフが抗争する地域で、6月にはフアレス市の現職市長が暗殺されている。いずれも麻薬犯罪撲滅に積極的だった。Ci100706111956

2010年6月30日:フアレス市近郊で捜査官代理一行が車で移動中襲撃を受け、捜査官、ボディーガード3名が射殺された。

2010年7月1日:米国アリゾナ州に近いSonora州シナロアベルトラン・レイバによる麻薬組織間の抗争により21人が死亡した。すでに今年だけで 5000人、最近4年間で約2万3千人が麻薬関係で死亡している。ソノAIC201006220024ラ州のやはアリゾナ国境のNogalesでは今年だけで既に131人が殺害されている。アリゾナ国境沿いでは米国側の若者が麻薬密輸に雇われているのが特徴で、失敗して逮捕された彼らにはカルテルからの過酷な罰(死刑など)が待っている。アリゾナ国境沿いはへき地な上に危険なため、電気の検針員も近寄らない状態で、住民の一部は家を放棄して都市部へ移住し始めている。左の写真は左が米国アリゾナ州、右がメキシコNogales付近の国境

NAC580905VI7665 2010年7月6日:警察はタマウリパスTamaulipas州知事のボディーガードIsmael Ortega Galicia35歳が麻薬カルテル ガルフ、またはセタスのメンバーで犯罪者リストにすでに載っている人物として身柄を拘束した。右下は取り調べの為拘留された元州知事のボディーガード。丸い円の中の男と拡大写真。写真は警護勤務中の写真。新聞社が過去の写真から気がついて発覚したという話です。これでは内部情報は筒ぬけだったでしょう。なり済ましたというより、州知事も知っていて、または脅されて雇っていた可能性もある国ですから真実は分かりませんが、海軍を出たあとメキシコでFBIのような組織に所属、その後警官、ボディーガードになった経歴で、新聞の誤報だという見解もあるようです。不思議なのは過去にも何度か麻薬組織との関係を疑われているのに証拠不十分で逮捕されず、米国からの入国ビザも持ち何度か行き来している事。スパイ小説なら米国FBIが密かに送り込んだスパイか二重スパイという話になるのだが、、。、

30790-chachis_milenio mex-mp-02 2010年7月8日:セタスとガルフの抗争が激化しているメキシコで最も裕福な都市と言われるNuevo Leon 州のモンテレーMonterey,(米国テキサス国境から225キロ140 miles from the border with Texas)では頻発する殺人に軍、警察が警備体制を強化し、セタスのリーダーの一人と思われるEsteban Luna Luna,通称 El Chachisをマリファナ50kgや手りゅう弾、武器多数と仲間数人と共に逮捕した。今年6月10日に逮捕された以前のこの地域のボスのHector Raul Luna Luna 通称El Toriとは兄弟になる容疑は複数の殺人、誘拐、麻薬密輸。今年になって「”The Hummer”」Jaime Gonzalez Duran を含めセタスは既にリーダー格3人が逮捕された。

HALLAN_EJECUTADOS120710in 2010年7月12日テキサスとの国境に近いReynosaで警官と組織メンバーが銃撃戦を行い3人の麻薬組織側メンバーが射殺された。また、セタスとガルフの抗争が激化しているメキシコ北東部タマウリパスTamaulipas州Las Yescasでは、車道沿いに放置された男11人女1人の遺体が発見された(写真左)。いずれも拷問のあと後頭部を撃たれて処刑されたものと思われ、遺体のTシャツにはセタス Los Zetasの犯行を意味するZのサインが書かれていた。メキシコ中部ナヤリト州Nayaritではシナロアメンバー12人が逮捕され武器多数が押収された。

colgados 2010年7月13日:首都メキシコ市から90kmの南部に位置するモレロス州Morelos stateのCuernavacaで、射殺され高速道路の橋などからぶら下がった3人の遺体を発見した。被害者はベルトラン・レイバから分派したラ・バービーLa Barbieのメンバーと思われ、3人は先月州刑務所から脱獄していた。遺体のメッセージから犯行はベルトラン一味と思われる。モレロス州ではこの二つの組織が連日抗争を繰り返し,今年に入ってすでに120人が死亡している。同じ日にフアレス市の国境沿いで警官3人が撃たれ死亡一人は重体。(写真は高速道路の2遺体) この後の麻薬関連ブログ

最新麻薬組織図:メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2010 後期~Drug Cartel in MEXICO に掲載。リンクの作動が不良のため、このブログは http://blog.livedoor.jp/nappi11/ に移行し、ています。恐れ入りますが、メキシコ関しての新記事は、そこで カテゴリー:メキシコ、中南米 か 犯罪 で検索願います。
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4 Comments

  1. kako
    Posted 2010年7月5日 at 2:54 PM | Permalink | 返信する

    薬にも毒にもなる麻薬の力は 怖いだけ

  2. よりばば
    Posted 2010年7月6日 at 6:02 AM | Permalink | 返信する

    麻薬カルテルの”抗争”と言うより、”戦争”ですね。全土が戦場…。

  3. アラバスタに雨が降る
    Posted 2011年9月21日 at 2:42 PM | Permalink | 返信する

    メキシコって、マフィアのために東日本大震災規模の死者が毎年出てるそうですね。
    今日のニュースでも30人くらい死体が見つかったとか言ってるし。○十人の死体ってのが日常茶飯事とか。

    マフィアだてらにミサイルランチャーとか、バルカン砲とパンツァーファウストを搭載した装甲車、自走対空砲まで持ってるっていうから日本のヤクザどころの騒ぎじゃない。

    はたまた対戦車地雷500個が地元警察によって押収されたとか、もう意味不明。

    タンカー襲撃用に爆雷を搭載したマフィアの武装ヘリに軍が機関砲で応戦とか、マフィアってゆうかもうテロリズムだな。

    • Posted 2011年9月22日 at 3:02 PM | Permalink | 返信する

      コメントありがとうございます 現在 http://blog.livedoor.jp/nappi11/ でブログ更新中です
      お手数でも そちらで継続 閲覧ください  

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