尖閣諸島の日本の防衛

018-01 尖閣諸島は魚釣島(中国名釣魚島)を中心とする群島で、日本は明治政府が1895年に閣議決定で領土に編入し、沖縄県の一部とした。その後長年にわたり、日本以外の国は領有権を主張してこなかった。1951年のサンフランシスコ平和条約で日本が放棄した領土にも含まれていない。しかし、その後、諸島周辺の大陸棚に石油や天然ガスの資源が存在することが分かると、70年ごろから中国や台湾が領有権を主張し始め、中国は92年に領海法を制定して自国領だと明記した。歴史的な経緯から見ても、尖閣諸島は日本の領土であり、中国や台湾の主張には理がない。日本政府は「そもそも尖閣諸島については領土問題は存在しない」との立場だ。こうした原則を踏まえれば、日本側が領海内で不法行為をした中国漁船の船長を逮捕したのは正当であり、今後も国内法に基づいて、厳正に粛々と法的手続きを進めていくべきである。

これが日本の基本的な考え方で、この原則に沿って日本はこの方面の軍備を行っている。小沢一郎前幹事長も強硬な立場を示し、「歴史的に(尖閣列島が)中国領土になったことは1度もない。最初、琉球王朝の領土で、琉球が日本になってから日本人が住んでいる。確かにしておかなければならないと中国最高首脳部にも言ったことがある」と明らかにした。具体的な日本の南西諸島での守備行動を2009年9月17日付米紙「ワシントン・タイムズ」から抜粋すると

image002_1 1:北部の軍備は削減されているが、この中国寄りの日本南西地域の軍備は孤島を守る水陸作戦のため、700人の西部方面普通科連隊(WAiR)が2002年に長崎で創設され、沖縄にも旅団が配備されている。その後、移動装備の倍増と850人の増員がみられる。沖縄のF4戦闘中隊は、F15にアップグレードされ、沖縄と台湾の間に位置する小島に陸上部隊とジェット戦闘機を配備する話も浮上している。

2:2005年から2009年にかけての中期防衛プログラムで、中央即応集団(CRF)の編成が完結した。多くの運用部隊、専門部隊を一元的に司令官のもとで管理する体制を取る。ヘリコプター団、空挺団、特殊作戦群、特殊武器防護隊などから成り、尖閣諸島を中国が占拠する想定で機動できる状態にある。

3:1998年から2003年にかけて、海上自衛隊は、14,700トン型のおおすみ型輸送艦を三隻就役させた。これまでの輸送艦の4倍で、ホバークラフト2隻を搭載する。小型航空輸送機に似ているが、駆逐艦として使われる。2010年から2014年にかけては、ヘリ空母2隻が造船される予定。満載排水量は 20,000トンで、AV-8 ハリアーや特定機種のF-35統合打撃戦闘機の離着陸が可能。

4:初めて中国を意識した緊急時対策が設定され、対策に合わせた訓練が行われた。2004年11月、防衛庁は、中国が尖閣諸島を占領した場合の逆襲戦略を策定したと、BBCが東京から報道している。

5:戦略では、派遣部隊、軍用機、駆逐艦、潜水艦を招集する。第一段階では、水・空の偵察機が情報を提供し、最終的には、日本の水陸即応部隊である長崎駐屯の西部方面普通科連隊(WAiR)が、尖閣諸島を取り戻すという計画。

6:産経新聞の情報では、2006年2月に行われた2年に1度の日米共同指揮所演習で初めて、南西の小島が敵に占領された想定での逆襲に焦点が絞られた。

7:2007年6月、F-2戦闘攻撃機8機をグアム島に配備し、初めて実弾搭載の演習が行われた。自衛隊60年の歴史の中でも、戦闘機が爆弾投下の演習をしたのは、3度目に過ぎない。

このような日本の防衛行動を中国は「日本の軍事大国化」と大声で騒ぐのだろうが、やぶから棒にいきなり「中国領土」だと主張する言い分には何の根拠もない。すでに船長は領海侵犯を認めている。日本の国内法で審理するしかないだろう。

「排他的経済水域(EEZ)」:1982年の国連海洋法条約で、沿岸から200海里(370キロ)までの海域を 、沿岸国の経済的主権が及ぶ範囲と定めた。この範囲内を排他的経済水域 (Exclusive Economic Zone)と呼び、沿岸国は海洋や海底下の生物資源、鉱物資源 の探査や開発、保管と利用について独占的権利をもつ。排他的経済水域は、領海とは異なり、他国の船舶の通航は自由だ。  つまり、200海里の「領海」を主張する国に対して、独占的な経済的主権を認め る代わりに、他国の船舶の自由運航を認めさせたのが、排他的経済水域だ。日本は周囲を海に囲まれているため、領海と排他的経済水域を合わせた水域面積は 、447万平方キロメートルと、世界第6位の広さだ。海洋の境界を巡るトラブルを防ぐために制定された排他的経済水域だが、領土から 200海里の水域を経済的に支配できることから、逆に各地で海洋紛争の火種になっ ている。竹島問題では、明治以来、日本の領有権が世界的に認められていたが、韓国が信憑 性の疑わしい歴史的経緯を持ち出して、領有を強硬に主張している。

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2 Comments

  1. のび子
    Posted 2010年9月10日 at 2:36 PM | Permalink | 返信する

    沖縄も中国の領土らしいわ。。。。

  2. よりばば
    Posted 2010年9月11日 at 11:36 AM | Permalink | 返信する

    海底油田があると分かると、急に所有権を主張する中国。中国と親しい小沢一郎議員、なんとかして~。

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