あれからすでに9年!まとめ

article-1301846-0AC03417000005DC-107_634x344 昨日9月11日は9年前9/11テロで世界が震撼した日だった。テロの遭ったニューヨークでは、テロ現場のグランドゼロGround Zero近くにイスラム系教会モスクの建設予定があり、賛成派、反対派がデモを繰り返している。賛成派は信教の自由とイスラム教でも過激派とは違うと言う主張だが、恐らくこれが米国内の人種差別主義者、愛国主義者に口実を与え、オバマ政権は苦労するだろう。信教の自由から賛成したオバマ民主党に、ペイリン以下共和党が噛み付くと言う政争になりつつある。右は当時のテロ攻撃を現在の地図上のグランドゼロに落としたもので、モスクの予定地が2ブロック先のすぐ近くなのが分かる。

すでにあれから9年!不明な事の多い事件だが、現在はイランに潜伏すると言われる国際イスラム原理主義過激組織アルカイーダAl-Qaedaを率いるオサマ・ビン・ラディンأسامة بن محمد بن عوض بن لادن Osama bin Laden)の犯行と言われ、当時のブッシュ大統領はその数週間後にはイラクに展開していた米軍を、アルカイーダが潜伏しているとして戦線をアフガニスタンに拡大し今に至っている。政権はオバマ大統領に移行し、今年米軍が撤兵を開始したイラクから戦場は完全にアフガンに移り、宣戦布告の無いまま戦争はアルカイーダの支援を受けた同じ反米イスラム原理主義組織タリバンと米軍、国際軍との間で継続している。かつては全アフガンをソビエトから長期の戦d0123476_7511319闘の末奪取した経験を持つタリバンは、当時と同じ長期戦に持ち込むゲリラ戦で連合軍に挑み、戦死者は2001年10月~2010年9月9日までの民間団体「アイカジュアルティーズ」の集計上では米軍が1227人と最も多く、英軍の335人、カナダ軍の152人で、ほかにドイツ42,フランス49,スペイン30,デンマーク36,オランダ24,イタリア17,ポーランド20,21ルーマニア15,韓国1、ノルウェー、スェーデン、フィンランドで14名、他の国もあわせ計2071名の犠牲者が出ている。連合国軍に参加するアフガン政府軍には2009年の集計から、すでに累計で2万~3万人の犠牲者が出ていると推定できる。参考資料

Ci100912150554 その後戦況連合軍に優勢とは言え、アフガン東部、南部、パキスタン国境沿いの部族地域ではいまだに苦戦し、パキスタン国内の反米、イスラム原理主義に共鳴したテロ組織パキスタンタリバンTTPが今は親米となったパキスタン政府軍に対し活発なテロを行うなど、戦況はパキスタンに拡大している。相次ぐ米軍の空爆で民間人犠牲者が急増し、アフガンの中にも反米感情が起きつつあり、これがタリバンへの追い風になっている。右はアフガンの地図と地域別米軍、国際支援軍戦死者の色分け(2001~2010年9月まで、数字は戦死者数)。現在掃討作戦が進行中で、タリバンの拠点だった南部ヘルマンド州付近(赤い部分左586人、右カンダハール州299人)が最も犠牲者の多いのが分かる。(アフガン政府軍、民間死者は含んでいない)

今日のイスラム系報道機関アルジャジーラの潜入記事によれば、アフガン東部などに潜伏するタリバンには、支援する外人兵士の参入が相次いでいるという。アフガンのカルザイ大統領は何度と無くタリバンとの対話を求め、タリバンの議会への参加などの条件を出しているがタリバンは米軍、国際軍がアフガンから撤退する事が最優先だとして話はかみ合っていない。タリバンが一時言っていた分離独立は消えうせ、アフガン全土制圧が狙いのようだが、過去の経験からタリバンの恐怖政治を嫌うアフガン国民の多いのも事実で、アフガンの明るい将来予測は見えてこない。 過去の記事は カテゴリー 中東 参照 アフガン、パキスタンの民族分布

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2 Comments

  1. のび子
    Posted 2010年9月12日 at 2:33 PM | Permalink | 返信する

    コーランは焼いたのかな?

  2. kako
    Posted 2010年9月12日 at 3:22 PM | Permalink | 返信する

    真夜中のTV放送で見た飛行機突入が いまだに脳裏から離れません。あれから もう9年・・・早いものです。 いまだに 戦闘が続いてる現実問題に 解決の道はあるのでしょうか  日本は連日の党首争いで 他国のことは 見えてないのかしら  なさけない国

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