クモの糸とバイオリン

Ci100914105226 2010090901000766 細くて強いクモの糸を使ってバイオリンの弦をつくることに奈良県立医科大の大崎茂芳教授(生体高分子学)が成功した。高級品である羊の腸の弦(ガット弦)と比べ「柔らかい音」がでるという。大崎さんは「演奏家の好みで選ばれる弦なら実用化の可能性も高い」と話している。約30年間、クモの糸の研究を続け、バイオリンの弦にできないかと考え、おなかに黄色と黒の虎縞(じま)が横 に入ったコガネグモと、縦に入ったオオジョロウグモを計300匹以上集め、糸をださせた。 この糸を約1万本束OSK201009110083 ね、太さ0.5~1ミリ、長さ50センチにしてバイオリンの弦にした。すると、4種類の太さがある弦のうち一番細いものをのぞく3本は、実際にバイオリンにつけて演奏できた。バイオリンの弦はガット弦のほか、金属製や ナイロン製があり、ガット弦は特に上級者に好まれる。クモの糸の弦の音色をガット弦と比べるため「ラ」の音を詳しく調べたら、クモの糸の方がオクターブ違いの音が多く含まれ、そのCi100914105339分「柔らかい音」になっていたという。ただ、引っ張る力に耐える強さは3分の2ほどと、やや弱めだった。「長くて均一な糸を集めるため、クモに途中で糸を切られないように、さらに工夫したい」と大崎さん。成果は15日に札幌市である高分子学会の討論会で発表する. 2010年9月11日の朝日新聞記事からの抜粋だが、実際の研究成果は右下。 関連過去ブログ:クモの糸の黄金の織物

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One Comment

  1. よりばば
    Posted 2010年9月16日 at 1:03 AM | Permalink | 返信する

    過去ブログの「クモの糸の黄金の織物」にも驚きましたが、弦にもなるなんて!根気が凄い!芥川龍之介の「蜘蛛の糸」が真実味を帯びて感じられます。蜘蛛を沢山助けよう、丈夫な糸で救い出してもらえるように…。

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